明日のために今日を犠牲にし、今日のために昨日を犠牲にしてきた。
何のために明日を犠牲にする？
明後日、
それもいいだろう。
遠い未来、
それもいいだろう。
自分のため、
それも、いいだろう
それでも、何のため？
それもいいだろう。
それとも、人のため、
そうでは、ない。
明日のために友人を犠牲にし、今日のために友達を犠牲にしてきた。
それでは、何のために、明日を、犠牲にする？
夢の夢、夢を夢見て覚めようとしないことは死と同等である。
日常に於いて、気付かずに過ごし、そして失ったときに、それを認め、夢に見るか。また、それを認めず、夢を見るか。
どちらにせよ、それは死である。
春空
桜舞う空
夏空
音の舞う空
秋空
紅葉舞う空
冬空
白粒が舞う空
そしてその各々の空に見合う雲が浮かんでいる。
誰も四季を過ごせるモノはいない。
日々変容し、見る者の心を躍らせる。
ときには心沈ませることもある。
が、それは誰かのために。
優しい人の、厳しい一面の様な、
そんな、
気まぐれ。
･･･気まぐれ？
もうじき空と視界に紅葉が舞い始めるでしょう。
何を思い、想い、重いを背負うのか。
誰を想い、重いを背負うのか。
空に浮かぶ、
池に咲く白い花の様な雲と、
共に、
在る。
空は青く染まり、
雲は赤くひかり、
白く輝く。
また、
灰を含みながら、
秋の青空が、
茜空に食べられて、
夕焼けが、
夕闇が、
追ってくる。
月を、
背負いながら。
これから、
始まる。
永遠、
永く、遠い。
裏、
短く、近い。
否。
長く、遠い。
尚否。
そうである者達とそうでない者達とは永く長く、遠く近い。
時と矢と色と、色のように。
時を矢を用いて弄るも、色は変わらず、己が色だけが変わってゆく。
白く、白く、青く、
朽ち、形が、失せ、
きえる、きえない。
いくら、夜を遡ろうとも、
きえる。
而、
消えない。失えない。
失おうと、願っても、
心に、こびりついた、
縁を。
円を。
宴を。
怨を。
炎を。
雪ぎ落とすことは出来ない。
だから、畏れない。
運命に定められようとも、拒む、彼女は。
木の花は、芽吹き、育ち、葉をつけ、花を咲かせ、朽ちる。
白く、帰す。
否、
時は再び巡り廻り、失ったモノにも、いつか逢えるのだから。
永きを歩む者達には、いつかは今であるが、ならざる者には、いつかはいつかでしかない。
いつかは希望、願望、不変の真理。
真理とは、過去でもない、今でもない。
未来、
そのモノである。
みんな、皆、知り合い、時を分かち合った、全員と、そこで、逢える。
夢の、世界で、
遇いましょう。
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昨夜の晩、円いお月様が空に昇り、欠け、沈んだ。
今夜、いざよふ月、朔夜の晩に、お月見を。
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